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他児に暴力的になってしまう

 

 自分の思いがに通じなかったり、のちょっとしたことが気に入らなかったりすると、すぐに子が出ての子どもを叩いてしまったり、噛み付いたり、に向かって物を投げたりすることがあります。

 いくつかの要因が考えられます。

 自閉症やその他の広汎性発達障害のように まだ社会性が十分に育っていないものの、他の子どもと遊びたいという気持ちが芽生えてきている子どもの場合、自分の遊びたいという気持ちを適切にに伝える行動が身についていないことが多くあります。の手をぎゅっとつかんでひっぱり、背中を押したり、叩いたり、髪の毛をひっぱったりして自分の方に注意を向かようとして、の子どもを泣かせてしまうことがあります。その行動は「乱暴だ」[いじわるだ]との誤解を受けや寸く、ますます子どもの集団からかけ解れていってしまう事態を招きかません。の子どもと遊びたい気持ちを代弁しながら、相手の子どもの注意を得られるようにたとえば軽く肩をたとき、力のコントロールを教えます。このように圉の口常生活の中で実際にやり方を見せながら、正しい行動の様式をそのつとていねいに繰り返し指導することが必要です。[あの子は障害があるから仕方がない]などと、周囲の子どもも含めた人たちが、繰り返し教えていくことを諦めたり、当たら子触ら子のあいまいな対応はよけいに混乱を引き起こしてしまいます。

 次に考えられるのは、その子どもの家庭や幼稚園・保育園がその子にとって楽しみの少ない環境であって、他児に乱暴をすることで、の子どもが泣いたり、まわりがすぐに反応することが一つの刺激となっていることも考えられます。[他児を叩く]という行動がすぐにまわりの注目を引くということで、楽しくなり繰り返し行ってしまうことがあります。これは自分でなかなか楽しみを見出せない知的障害の子どもに多くみられたりします。この場合はその子ども自身を指導しようとするよりも、まず、家庭や園の活動を、その子どもの興味のもてるように工夫していくことが必要です。そして悪いことは悪いときっぱり禁止し、それができたときはその子どもが喜ぶ方法でほめ、興味のもてる活動に誘っていきます。

 他に感情が簡単に興奮してしまうような障害が考えられる場合もあります。

 幼児期には診断は困難と思われますが、将来「反抗挑戦性障害(oppositionaldefiant disorder)」といった診断が合併してついてしまうようなADHDの子どもがいたりもします。一般にいえることですが、重大な両親の不和が認められるような家庭や母親の気持ちが非常に不安定であったりする場合には子どもが反抗的な態度をとったり、ちょっとしたことに過敏に反応したりすることがあるといわれています。

 誰かが近寄ってきたり、目があったりしただけの、ちょっとした刺激がとても強く感じられてしまうことがあります。の動作や顔の表情の意味が読みとれ子、何かされるのではないか、いじめられるのではないかと防衛的にに向かっていってしまうことも考えられます。その子どもをやたらに叱りっけるのではなく、の動きや言うことをわかりや子いように伝えて安心させることも有効です。保育者の注意や大きな声を恐怖に感じないように保育者は落ち着いて子どもに接することが必要です。の子どもに適切に関われたときにその行動をほめて、正しい行動の仕方を身につけさせていきます。乱暴な行動があまり改善され子長期にわたる場合は、その原因をしっかりと考えてみるために、保護者に児童精神科医に行くことを子子めるとよいでしょう。