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アメリカで財布を拾う恐怖

 


  NIHにいくためワシントンDC郊外の街の公道を歩いていて、財布を拾った。朝8時ごろである クルマはビュンビュン走っているが、歩いている人はほとんどいない公道だった。財布
からドル紙幣が顔を出していた。無視したほうがよかったかもしれないけど、手に取ってしまった。そっと道の上に戻しておこうかとも思っだけど、財布にはもう指紋がついてしまった

 これは、ひょっとしてCIAの陰謀かもしれない 明日ポトマック川イラク高官の死体。持ち主の財布についていた指紋から日本人の が指名手配、ということになるかもしれない
。アメリカでは警察官もFBI搜査官もCIAエージェントも信用できない、映画にでてくるこういう職業の人はたいてい悪いヤツだ。信用できるのはハリソン・フォードぐらいである。

  それで、ポリスに財布を渡す前に、中身を見た 現金は20ドル札2枚、1ドル札12枚で、

 計52ドル。ワシントン州シアトル市運転免許証。あとはクレジット・カードがたくさん入っている。暗号文もなければ麻薬もない。ホッ。それでも安心できないので、机の上に広げ
て写真を撮っておいた。

 こうしてやっと研究室の秘書に処理を依頼した。翌日テレビのニュースで有名なファッション・デザイナーのヴェルサーテ氏がマイアミで殺害され、若い男性クメーナンが指名手配さ
れた。拾った財布とは‥‥‥何の関係もない、まだない、まだ。