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物理出身のバイオ研究者

 

   「どんなことでもいいですか」、と最近のバイオサイエンスの動向を聞いてみた。

  大きな耳をさらに大きくさせて、「最近ますますNIHが住みにくくなってきた。せちがらくなった これはNIHの外の世間一般がせちがらくなったせいで、その影響だと思
うけど。例えば、研究費がきつくなってきた。ヒトゲノムとかエイズとかに研究費がいくので、私のやってるニューロサイエンスは楽じゃないですね」

  「アメリカ国籍をとったということですけど、はじめからそういう決心をして外国に来たんですか。何か人生の転機みたいなものがありましたか?]

  「ゼンセンなし。日本でも外国でもどこでも研究できるところがあればいい、と思ってやってるうちに歳をとってしまった」、とニヤニヤしている。

  「物理の博士課程出身で、バイオ研究者というのは珍しくないですか?」、と言ったら、物理出身のバイオ研究者は結構多くいるという。

  出身が物理学であることに話が移っていったら、大きい耳をさらに一回り大きくして、口調に熱が入ってきた。

  「物理出身のバイオ研究者に、『現在の研究に物理学がどう役立っているか』、と聞いたら、r論理的に考えられることだ』と答えた人がいたけど、これは生物出身の人をバ
カにしてる話だ 生物出身の人は論理的に考えられないみたいな言い方でしよ。ということは、一般的にいえば、物理学は、要はバイオの研究に役立っていないとうことだよ、
それに、物理出身者は生物を知らないと自分で思い込んでいるんだ。ただ、ボクの場合、バイオの研究に物理学を意図的に役立だせようと思っている、物理学を意図的に忘れな
いでおこうと思ってる プリンストンにあるNEcリサーチ・インスティテュートのビル・ビアーレックは、『物理学のバックグランドをもっている研究者は生物屋のできるこ
とをヤルナ川と言っているよj。やっと力のこもった話になってきたが、丁度時悶となりました。

  キューちゃんは、「こちらから帰ると近いよ」、といって、9号館の裹のドアまで見送ってくれた。ドアにII非常口。開けるとベルが鵈ります』、と大きな貼り紙がしてあっ
た。ペルは‥‥‥‥


 忙しい人である。ハードワーカーである。研究成果が日本のテレビのニュースに何度も取り上げられた有名人である。日本語がときどきあやしいけど、大阪弁はしっかりして
いる。髪は少し白くなった胝二重まぶたがなかなか可愛い。ジーン・ターゲティングはもう古い

  いきなり、「バイオサイエンスの研究子法の星新のものつて何でしようか?」つて間いてみた。

  二重まぶたが、何となくカゲつたので、不安になつて、「ひよつとして秘密ですか?」、とつけ加えた。

不肖ハクラク著より